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真空管アンプ

Western Electric 300Bは修理できるのか。

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こんにちは、真空管LoverのJunichiです。

300Bの中で一番人気で音が良いブランドは、Western Electric300Bで間違いはないと思います。

他社の球と聞き比べるとその魅力は圧倒するものがあります。

先日、そのWesternElectric 300Bの電気が正しく流れないというちょっと悲惨な状況がありました。

始まりは、アンプに挿して使おうと電源を入れたところシャーシに中から煙が上がってきて抵抗の焦げる甘いような香りも漂いました。

これは只事ではないと慌てて電源を落とし、裏蓋を開けて中身を確認してみました。自己バイアスの抵抗が熱くなり過電流が流れたことがわかりました。

WesternElectric300Bシングルアンプで何があったの?

抵抗から煙が出てきたのは、抵抗の容量以上に電気が流れたためです。

なぜに電気が流れたのか気になり、etracer(真空管デジタル試験器)で球を測ってみました。

結果は

低い電圧(150V以下)では電気が全く流れず、それ以上になると一気に電気が流れ始めます。

電気が流れる原因は?

この段階では想像ですが

  • プレート配線
  • グリッド配線

のどちらか1つに問題が起きていると考えました。まずは、真空管のピンを拭いたりして再度試してみますが状況は変わりません。

今回の異常は全く電気が流れない状態ではないので

球のユニットがダメになっていることはなさそうです。

ソケットピンの再半田

真空管は、ガラスの部分からリード線が出てきてソケットのピンの中でハンダ付けがされています。

可能性としては、ハンダ付けが不良になっていることを疑いソケットのピンの半田を溶かしてみました。

溶かすだけでなく少し半田を流し込んでみてどのようになるのかも様子をみてみました。

これでも治りません。

ソケットの取り外し

最後は、やりたくなかったのですがソケットを取り外ししてリード線磨きです。

袴を外すために、ピンをはんだことで加熱して中から半田を吸い出します。もともと袴はぐらぐらになっていたので半田が取れたら袴とガラス部分は綺麗に分解することができます。

しかし

ここで事件が発生しました。

グリッドの半田をとって中の半田を抜き取っていた時に、はんだと一緒に長い線がヒュルヒュルと出てきました。

一瞬何が起きたのか理解できませんでした。

その後、袴を外してわかったのですがグリッドのリード線がガラスのところから折れていて出てきました。

なぜにグリッド切れると電気が流れるの?

グリッドが切れてしまうとなぜに電流が流れてしまうのでしょうか。

三極管からグリッドをとると何になるか。二極管になります。整流管になってしまうのです。整流管は、電圧をかけていくと電流が流れるものです。

グリッドは、コントロールグリッドというぐらいですかグリッドに適正電圧がなければ電気はどんどん流れてしまいます。

それで

アンプに挿していた時に過大に電気が流れてしまったのです。

修復はできないのか?

修復をしようと試みましたが、ガラス側のリードが根本ギリギリで切れてしまっています。

また、ガラスの隙間にはんだコテを入れることはできそうにないです。

SNSの友達からは、

クリーム半田を使った修復なども教えていただきましたがホットエアーソルダーの用意が必要であったり、あまりこれに時間を取れないことから断念して1本切れたまま袴を元に戻しました。

袴の再半田付け

最後まで記事をご覧いただきありがとうございます。袴を再度取り付ける作業については動画をカメラに納めましたのでよろしければこちらもご覧ください。

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