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【初めてガイド】真空管アンプの自作(道具編)

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「電子工作をはじめてみたいけどなにから始めよう?」
「オリジナリティーある真空管アンプが自作したい。」
真空管アンプをこれから自作するのにやっておいたら良いことを紹介します。

ぼくは、電子工作を高校から初めて真空管アンプは30台以上作りました。いまも年に一台以上作っています。オーディオは奥が深く、モノを作るクリエイティブな作業は面白いです。

真空管アンプの自作に必要な知識は

オームの法則を知っていれば問題ないです。複雑な計算をすることはありません。なにか必要があってもスマホの電卓機能で解決できます。

電圧が300Vくらいまで扱うので、電気は正しく付き合わないと危険なので取り扱いを間違うと危ないという認識は必要です。

そもそも真空管アンプてどんな仕組みか今日がある方はこちらを参照ください。

【ビギナー向け】真空管アンプの仕組み【5つのポイント】

参考資料

たくさんの書籍が販売されていますが、自分が読みやすいものを探して1冊手元にあると便利です。(回路図は別のページで紹介する予定です。)

ぼくは真空管アンプ設計製作自在がお気に入りです。

自作に必要な道具は

自作もキットを組むことも自作ですし、外観もすべてオリジナリティーにこだわるとシャーシの加工が必要になります。

ここでは4つに分けて必要な道具を紹介します。

半田付け

  • 半田こて:40W以上60Wくらいまで
  • 糸はんだ:鉛フリーが推奨されますが、融点が高く作業が難しいです。鉛入りのほうが作業性がよいです。
  • ペンチ:先がとがったもの。はんだ付けをするときに手で持つと熱い場合に部品をはさむため
  • ニッパー:抵抗やコンデンサーなど電子部品のリードを切るために
  • ワイヤーストリッパー:配線用の電線を切ったり被覆を剥く

部品の取り付け(半田付けを除く)

  • ドライバー:ねじはM2からM4までを使ってます。それに合わせたドライバー
  • ボックスレンチ:ナットを抑えるために使います。セットモノより単品でうっている工具が使いやすい

シャーシ加工

  • 電動ドリル:穴加工に使用します
  • リーマ:小穴を広げるために使用
  • やすり:平と棒タイプがあれば十分
  • ハンドニプラ:各穴をあける工具
  • シャーシパンチ:予算があれば油圧。ねじ式でも十分

図面を引くことでシャーシ加工は外注も可能です。また使用部品が限られますが穴あきのシャーシで済ませることもできます。シャーシの購入先をまとめましたので参照ください。

【保存版】真空管アンプ用シャーシのまとめ【販売店リンク】

調整

  • テスター:抵抗と電圧を測ることができて、600Vまで計れるもの。1000Vまで計れるとベター
  • ワニグチクリップ:電圧測定時にあると便利
  • 負荷抵抗:8Ωのダミー抵抗(測定時にスピーカーの代わりに出力端子につなぐ。設計したアンプの2倍程度の容量が必要。5Wのアンプなら10Wの抵抗。)

最大出力や、周波数特性も気になると思いもいますがまずは1台作ってからです。1台完成してもっと研究をしたいと思ってからいろいろな機材を揃えるといいと思います。アンプを組み立てた後の電圧測定動画を紹介します。

真空管アンプ自作動画 電圧測定【アンプの作り方】

このページではこれだけ揃えれば加工が行えるという道具を中心に紹介しました。

アンプを数台作るとすぐに工具は増えてしまうと思います。作業をするとホームセンターやネットショップで工具が気になると思います。

自分の手にあった工具を準備すると作業性や満足度が深まります。

回路の準備を別ページで紹介予定です。最後までご覧いただきありがとうございます。記事がよければSNSのボタンで紹介していて頂けましたら幸いです。

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