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トランスなんて部品本当に必要?
高価で重たくて、オーディオの敵歪みの原因と言われいるらしい。
悪者呼ばわりされているトランス
でも、真空管アンプにとってはとても大切なパーツです。
このブログではできるだけ電気的な言葉を使わないで
出力トランスについて説明します。
目次
出力トランスは何をしているの?
出力トランスの目的は2つあります。
真空管とスピーカーの橋渡し役
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真空管とスピーカーは、インピーダンスというものがすごく離れています。そのインピーダンスを合わせるためにトランスを使っています。
えっ、思いっきり専門用語!!と思われた方
ページを離れる前にもう少し読んでみてください。
インピーダンスというのは電気信号を適切に目的通りに伝えるための
物差しとして使われる物量を示しています。
身の回りでいうと
高い温度で使うことを前提にした物と、
低い温度で使うことを前提にした物があるとすると
ユーザーは目的に合わせて物を選びます。
車で、低速時は低いギヤがあって
高速では高いギヤがあるのと同じです。
家庭で使用する8オームや4オームのスピーカーは
真空管にとっては、目的に即していないのです。
その間をうまくつなぐ役割が
トランスが行っています。電気的な説明に戻すと
真空管の高いインピーダンスでスピーカーの低いインピーダンスに
電気が伝えられるように変換をしている部品です。
トランスは日本語で変圧器といいます。
電圧を変換するから変圧器となります。
アンプの電気をスピーカーに流さない役目
![](https://chichiblog.fun/wp-content/uploads/2020/09/flash-681191_640.jpg)
もう一つの役割は、真空管に流れている電気を
スピーカーに流さないために使われています。
真空管を動作させるには、高い電圧が必要です。
アンプによって色々ですが、300Vやそれ以上の電圧が使われています。
当然スピーカーに300Vが流れてしまうと壊れてしまいます。
トランスは300Vが流れないようにしています。
どのようにしているのかというと磁力という物を使っています。
トランスの中で、真空管から出てきた音楽信号が一度磁力になります。
その磁力がもう一度音楽信号に変わります。
この変換によって、300Vくらいの電気が遮断されます。
この動作を詳しく説明するにはコイルに電気が流れると
磁力が発生することについてを知る必要があります。
Youtube
詳しく説明をしている動画がありますので、もっと詳しく学習されたい方はこちらも参照してみてください。