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スピーカーネットワークの組み立て、ウエスタンエレクトリックと現行高級オーディオパーツ使用

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高域のレベル切り替え以外のパーツがついた状態

みなさんは、スピーカーネットワークを組み立てされますか?

このブログでは2way用のスピーカーネットワークの作成にチャレンジをしてみましたので備忘録的にブログの記事にまとめます。自作される際の参考になれば幸いです。

なぜトランスを使うのか

マルチウェイスピーカーを使う上で必ず問題となるのが高域の調整です。最近のスピーカーでは調整することができないものが多いですが、部屋の環境や好みにより調整機能があったほうが望ましいです。

そして市販品のスピーカーに使われている調整機能は通常ボリュームです。

ボリュームよりも劣化が少ないと言われているのがトランス方式です。トランジスタアンプを使われている方ですとトランスが入ることに抵抗があるかもしれません。

ボリュームトランスどちらがいいのか。試してみるしかないのです。

Western Electric 9Aオートトランス

オートトランスは通常は単巻だと思いますが、トランスの巻線からいくつかのタップが出ていてインピーダンスを合わせることができるトランスです。

今回はインピーダンスを合わせる目的ではなくレベルを調整する目的で使っています。

コレクターさんがWesternElectric9Aオートトランスをやっと手に入れたとのことでネットワークの作成に着手しました。

フォステクス製オーディオ用空芯コイル

ローパスフィルターにはフォステクのコイルを使用しました。今回はクロスオーバーを1~1.5kくらいに設定しました。僕はあまりスピーカーの設計については詳しくないので有名な方に教えていただいた回路を使っています。(回路図はそのため掲載ができませんでした。)

空芯コイルと鉄芯入りのコイルがあります。どちらが良いかは色々議論があります。

ASCのフィルムコンデンサー

ASCフィルムコンデンサー40μF

ASCのフィルムコンデンサーは、生き生きとした音の傾向です。他のコンデンサーよりも輪郭のしっかりしたサウンドになる傾向があるように思いアンプでも使うことがあります。

耐圧は330VACも必要ありません。耐圧の違いは音の違いになります。今回は回路を教えていただいた方からのおすすめでこちらの部品を使いました。

木板には、結束バンドを固定するためのアクセサリーを使って止めてあります。(写真を撮るのを失念しました。)結束バンドは何本も繋げ長くして太いコンデンサーを板に止めました。長いバンドも売られていますが太いものになります。太いものは板に固定するためのアクセサリーがありません。

入出力は端子台で

丸端子を施工

部品の中継は端子台を使いました。そのためそれぞれの部品には丸端子とY端子をつけています。端子をつけた後は絶縁チューブをつけるのが通常の施工方法になります。元々は電線に端子を圧着すると一部分電極がむき出しになるを防ぐことと、圧着部に力が加わって端子部で電線が破断するのを防ぐ目的です。今回のような用途ではいらないかもしれません。

パーツの配置

配置をしてネジどめ完了したところ

左側が入力で右側が出力になります。手前には高域のレベル切り替え用の端子台が着く予定です。実はネットワーク自体はすでにオーナーさんのところにいきましたので後で追加加工します。

音質について

ネットワークが音をよくすることはないと考えます。アンプやスピーカーの力を出し切るためには良質なネットワークが必要でしょう。試しに自宅のJBLシステムに入れてみるとスピーカーというか奏者、音楽が前にでてくるような感じがありました。

もちろんネットワークですから、どこの周波数でクロスをするのかや、どの程度高域を絞るかなど変わるため好みのポイントを探せれば良いと思います。

今回作る上で考えたポイントは次の点です。

  • 周波数はいくつでクロスするのか
  • 高域の減衰はどうするのか
  • ボリュームかトランスか

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最後までご覧いただきありがとうございます。

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