ぼくのブログへお越しいただきありがとうございます。ぼくは、オーディオ機器特に真空管アンプの自作を趣味で行っています。徐々に自作のお店や部品が減っているため個人で維持のためブログやYoutubeで情報を発信しています。
このページでは、先日行いましたアンプの修理についてを記事にしました。
写真のアンプを大きなガサゴソ音が出るということでお預かりをいたしました。
目次
アンプ構成・故障要因
アンプの構成は、電圧増幅段6SL7(SRPP)に出力段300B 出力トランスにノグチトランスのアウトプットを使ったシンプルなシングルアンプです。
電源を入れてすぐはちゃんと動きますが、ある程度の時間が経過するとバリバリとすごい音がスピーカーから出てきます。
想像として、ハンダつけ不良か部品の故障が疑われます。
解析を進めたところ
6SL7の不良
電圧増幅段に使用されている6SL7が不良になり、バリバリと音が出る原因になっていることがわかりました。6SL7を交換して異音は解消しました。
300Bソケットの接触不良
また、300Bのソケットが接触不良となっていてわずかですがガサゴソというノイズが発生していました。
こちらの修理は少し手間のかかる作業です。
裏蓋(アクリル板で中が見えるようになっています。)を開けて丁寧に配線された電線を外して新しいソケットに付け替えます。
ここで気がついたのですが、
中国製のUX 4ピンソケットにもいくつか種類があります。もともとシャーシの下からソケットを取り付けてありましたが、同等品が見つからず仕方なく上から取り付けました。
そのまま修理できなくて申し訳なかったです。
アンプの試聴
修理を終えて作業者の特権でアンプを堪能させていただきました。ノグチトランスがタムラ製作所に作らせたトランスの音が中心だと感じましたが、綺麗に低音が伸びで、SRPPの軽い感じと綺麗さがうまく出ています。
真空管アンプでよく言われる、響の良い音で音楽をゆったりとした気分で楽しめるアンプであると感じました。
Valves Worldは、ニッチな製品ではありますがこのような人の技によって作ることができるアンプの修理経験をさせていただき北海道の方には、感謝しております。
Youtubeにアップ
動画でも修理内容を公開しています。
真空管アンプの修理お受けいたします
修理のご希望がございましたらコメントまでお知らせください。折り返しご連絡を差し上げます。
条件としてアンプをYoutubeの撮影に使用させていただきます。
最後までご覧いただきありがとうございます。