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感動の初音出し、EL11シングルの製作

更新日:

真空管アンプの自作って難しいの?何から始めるの?

などなど

いろいろなお声をお聞きしています。少し参考になればと思い、製作の記録と同時に、ちょっとしたアイデアを補足しています。

この記事では、以前から組立を行っているEL11アンプ から音が出た!!

というご報告と

ちょっとトラブルもありました。どうやって解決をしたかということをまとめた記事です。

片chの仮配線完了

自作アンプの場合完成はある意味ないのかもしれません。
音が出るというところから始まり
目安としてある程度満足をして、
いじらなくなったら完成と言えるでしょう。

仮配線完了という状態ですが、

真空管は部品を、決められたところに繋いだら音が出ます。
この繋いだら音が出るという段階が終わりました。

この先には

NFB(負帰還)の調整、
各部の電圧を調整、部品の交換などをして
納得いくところまで
仕上げ行きます。

つまり

まだ未完成です。ただ、音楽信号を入力して
スピーカーを接続すると音は出ます。

FaceBookに音が出て
ホヤホヤの動画をアップしました。

トラブル発生

何をしてもトラブルはつきもので
今回は2つほどやらかしました(笑)

ボリュームのグランド配線ミス

部品取り付けが終わり、各部の配線を目視で確認して
問題ないと判断したので電源を接続しました。

おーっ

なんか部品が唸っている!!!

いろいろ原因を探してみると、出力トランスが
唸っているのがわかりました。

盛大に発振していて
出力管のプレート回路とシャーシの間で
スパークが発生している・・・
(初めてみましたw)

エライコッチャと思い

あちこちみていたら、入力ボリュームのグランドが
未接続・・・

配線忘れでした。

発振してしまったのは、
前段のグリッドが設置されていないため
動作不安定となり、最終的に
発振してしまっていました。

ヒーター配線の設置ミス

また配線ミスです。

はいっ

ボリュームの接地ミスが解決して
スピーカーをつなぎテストをはじめました。

*テスト用のスピーカーを用意されると
安心してテストができます。
テストにはハードオフなどで中古品を購入したり
汎用の安いスピーカーユニットで十分です。

盛大にハムが、ブーンって出ています。

今までの製作の感じからしてヒーター関係だろうなと
思いました。

接地の配線は間違いなくしたので
ヒーター耐圧のオーバーでもしているのか・・・
ヒーターバイアスが必要か?

などと、なぜなぜと考えていました。

実機を確認し直してみると
左チャンネルだけを先に組み立てたのですが
ヒーター回路接地配線をしたつもりが
左ではなく右チャンネルのヒーター配線を
接地していました。

これは結構すぐに見つけられました。

片方だけ配線をして、
電圧調整を終わらせてから、
もう片方を配線ということを
考えていたので失敗したようです。

左のヒーター回路も接地して
見事に静かになりました。

最後に

ブログをご覧いただきありがとうございます。

トラブルを解決して、片方ですが音出しをしました。
自分で苦労して作って音が悪いことはないのです。

しばらく聞くと、いろいろ試すアイデアが生まれますが

数曲お気に入りの曲を聞いて
音としてのバランスはまだまだですが
自分のアンプを聞くのは気持ちがいいですね。

右チャンネルを完成して、帰還の調整をメインで行って
ひと段落する予定です。

また工程などを紹介をさせていただきます。

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